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田中の部屋
「 トップのウソと社会の成熟度 」

アメフトこそ、最も面白く、知的でエキサイティングなスポーツと思っている私としても
今回の日大アメフト部が起こした事件は残念でならない。

日大選手が誠実な記者会見を行い、良い印象を残したのに反して、
日大側の前監督やコーチ、学長の会見をみて、怒りや苛立ちを覚えた方も多いと思う。

同じ苛立ちを感じる事件が、安倍首相の森友・加計問題で、
加計問題では、愛媛県庁に面会の記録が残っているのに、会ってないと言い切り、
それで議会を乗り切ろうとしている。

こうやってトップがシラを切ってしまうと、真実を見出していくのが難しくなり、
問題が長期化し、他の重要なことにも悪影響を与えてしまう。

トップのウソは、組織が腐敗していることの象徴であると思うが、
そのトップのウソを、人間の良心に則して裁くことができるかは、社会の成熟度に
かかわるとも思う。

日大アメフト部の問題は、関東学連が思い切った大岡裁きをした。

さて、安倍首相の森友・加計問題が、あるべき形で裁かれるのか、
日本の社会の成熟度を見る上の試金石でもあると思うので、注視していきたい。

投稿日時: 2018年6月15日 5:08 PM トラックバックURL

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