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田中の部屋
「 プロ意識 」

4月になると、黒のスーツを身にまとった初々しい若者たちを
目にすることが多く、そのたびに私自身の新入社員時代を思い出します。

初めての仕事は、わからないことばかりで、どんな仕事をやるにしても
誰かに聞きながら、ビクビクしながら仕事をしていて、怒られてばかり
だったという、苦い記憶ばかり。

そんな中、同期入社の女性が、入社して1週間もしないで窓口に
出ることになり、その様子をみていると、ビクビクしながらやっていて、
失敗も多く、傍からみていても心配になるくらいでした。

もっと練習してから出ればよいのに、なぜこんなにも早く出されるのか、
という疑問がわくとともに、かわいそうだなとも思っていました。

ただ、そんな中、その様子をみていた警備員のおじさんが言った
次の言葉が状況を変えました。

「窓口に座っている以上、お客様から見たらプロなので、自信をもって
 胸を張って仕事をしてみなさい。」

はっと我に返った様子の同期の姿勢や眼差しがきりっとしたものになり、
オーラまでも変わっていったその様は、今も忘れられません。

色んな仕事の局面で、結果が出ないときに、知識や経験が足りないことを
言い訳にすることが多いと思います。

ただ、私の経験からすると、どんな仕事も、それをやり遂げるまでに必要な
知識や経験、スキルが最初から完璧に備わっていることはなく、
その仕事をやり遂げよう、期待値を超える仕事をしよう、と思うから、
努力し、必死に必要な知識、スキルを身につけることになり、
その結果として、自分が成長することができます。

つまり、プロ意識をもって仕事をするからこそ、そこに成長があるわけです。
仕事が人を成長させるとは、まさしくこのことだと思います。

特に最近の傾向として、離職防止のためにも、新人に対して
手取り足取り教えることが多いように見受けますが、
新人の本当の成長を望むのであれば、教えるのはほどほどに、
プロ意識を持たせて、とにかくやらせてみるのがよいでしょう。

投稿日時: 2017 年 5 月 15 日 3:44 PM トラックバックURL

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