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田中の部屋
「 感情こそが社会を動かす 」

先週のイギリス国民投票による、EU離脱決定のニュースは、
世界中に衝撃を与えています。

キャメロン首相も、まさかの結末を予想はできなかったことでしょう。

なぜなら、移民問題などはあるにせよ、理屈で考えれば、EUに加盟することの
メリットの方が大きいことはわかるからです。

しかし、人は、自分で決めたいという思いや、自分たちの国は自分たちで
つくっていきたいと感じる独立心なども持ち合わせています。
こういった感情に訴えることに成功した離脱派が勝利することになったのをみると、
論理を優先し、国民感情への配慮を怠ってきた政府の失策ととらえることも
できるのではと考えます。

ビジネスの世界でも論理性が重視される傾向はあります。
特にこれまでのように効率性や低価格がもてはやされる時代は、
論理性が重要であったとも思います。

しかし、ビジネスの成功者は、感情への理解の重要性を語っていますし、
ものが豊かになった現在は、より感情への働きかけが重要になっていることを
感じている人は多いと思います。

転職の際も、条件だけで選んでしまい後悔された方がいるかもしれません。
やはり、面接官との相性や会社のビジョンなどに心から共感して選んだケース
の方が上手くいく可能性は高いと思います。

是非とも、この機会に、普段のお仕事を見直し、論理性を重視し過ぎてないか
をチェックしてみてください。

そして、より感情面への意識を持つことで、新たな気づきがあるかもしれません。

投稿日時: 2016年7月15日 2:23 PM トラックバックURL

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