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田中の部屋
「許すことは、踏み出すこと」

「許すことは、踏み出すこと」

 

今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」、
視聴率は低めのようですが、私にとっては週末の大きな楽しみに
なるくらい、とてもはまっている。

幕末を描いた映画やドラマは多いが、坂本竜馬や西郷隆盛を
主人公としたものが多く、長州を中心としたものは、
ほとんど無いので、そういう意味でも貴重である。

この「花燃ゆ」も、いよいよ薩長同盟の場面になり、
盛り上がってきているのですが、そのワンシーン。

吉田松陰の妹、文が、旦那である久坂玄瑞が戦死した京都での
合戦にて宿敵であった薩摩との同盟に関して、
とにかく許せないという気持ちでいる中で、
義兄である小田村が、その文に対して

「許すことは、踏み出すことである」

と語りかける。

この小田村の言葉をきっかけに、文も薩長同盟を受け入れる
ことになるのである。

このシーンをみながら、私自身は、十数年前に起業を失敗した
時のことを思い出した。

その起業のときは、自分よりも20歳くらい年上の経営者に
誘われて、二人で会社を創ったのだが、
きっかけは、その経営者が、
「お金は十分あるので、最初から事業が上手く立ち上がら
なくても心配ない。」
と言ってくれ、その方が信用できると思ったこと。

しかし、ふたを開けてみると、その経営者は、十分な資金を
持ち合わせてないことが発覚し、最初から事業が上手く
立ち上がるわけもなく、一気に窮地に陥っていくのである。

そういった中で、起業を断念し、再度就職に舵をきることに
なるのだが、その一連の流れの中で、この様子をみていた方が
私に、あなたは騙されたのだから裁判に訴えるべきだ、
という助言をしてくれた。

そうだよな、と思いつつも、よくよく考えてみたら、
騙されたのも自分の甘さ、経験の無さが原因であると考え、
その経営者の方を訴えることはやめ、起業支援の会社にて
修行をさせてもらうことになった。

人生の大きなターニングポイントのひとつなのだが、
今思えば、そのときに、その経営者のことを許せたから
次に進めたんだなと思う。

とはいえ、人を許すというのは簡単ではない。

私自身もまだまだ修行中の身。
裏切られたり騙されたりすると、やはり許せないと思う。
その気持ちに支配され、何とか仕返しをしてやりたい、
という気持ちになることが多々ある。

でも、その許せないという気持ちがある限り、
先に進めないことになってしまっていることにも
気づいている。

常に前に進むために、
家族や社員、関係者をより豊かにするために、
そして、社会をより良くしていくために、
「許すことは、踏み出すこと」
を意識して、自分の人間力を上げていくことに
注力していきたい。

投稿日時: 2015 年 9 月 15 日 3:03 PM トラックバックURL

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