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田中の部屋
石巻ボランティア報告(その1)

「『志』にもとづいて行動していれば、coincidence(偶然の出来事の不思議な重なりあい)が必ず起こる。」

3月23日の社会起業大学名誉学長就任記念講演で、田坂先生がおっしゃっていた言葉だが、今回の石巻ボランティア活動においてもそのことを強く実感した。

そもそものきっかけは、社会起業大学の有志で集まって、”今回の東日本震災を受けて私たちに何ができるのか” についてディスカッションしたことだった。

その場で、

「やはり現地に行ってみないとわからない。まずは現地に行ってみませんか。」

という意見、要望が出て、私も確かにその通りだなと思ったこともあり、まずは現地に行く手段をいくつか検討してみた。

その会議の翌日に、さっそく、私の方よりは、社会起業大学の講師でもあり、宮城復興支援センターを立ち上げ被災地でボランティア活動をしている赤木先生の方にコンタクトをとり、現地でのボランティアニーズはないかどうかと聞いてみた。

すると、驚くべきことに、赤木先生より、今東京(それも麹町)に向かっているから、そちらで会って話しようということになったのだ。(なんという偶然でしょう(^^)!)

そして、赤木先生と宮城復興支援センターの五十嵐さんと事務所で待ち合わせをして、そのまま麹町にあるヒーローズエデュテイメント社に私も一緒についていくことになり、そこで秋沢代表に会うこととなった。

秋沢代表は、エーエムピーエムジャパンを立ち上げ代表取締役も務められ、財界にもかなり顔のきく著名な方だが、とにかく行動も早い。被災地支援についてもすでに色々と動かれておられるし、赤木先生とも以前よりお知り合いのようで、すでにいくつかのプロジェクトを一緒に進めているようだった。本当に素晴らしい行動力だと思った。

このヒーローズエデュテイメントさんのご紹介により、日本警察消防スポーツ連盟の方々が、4月9日10日と石巻でボランティア活動をやるということで、私たちもそれに同行ができることになったのだ。

これこそ、まさしくcoincidence!、この一連の出来事が1日で決まってしまったのだから、ビックリ。

さっそく、私は、このことを有志のメンバーにも伝え、ボランティア活動に参加するメンバーの募集を始めた。今回のボランティア活動はとにかく何が起こる分からず危険を伴うものだし、寝る場所も確保されず(テントもしくは車)、食べ物もすべて自分で持参など、とても厳しい環境になる。なので、この活動に参加できるのは、自己完結できる人(行動も責任もずべて自分で取れる方)に限られる。

途中でかなりの紆余曲折があったが、勇気ある戦士が6名集まった。

しかし、何事もすんなりとはいかないもの。

なんと、出発する前日の夜に、M7.2の余震が宮城県で起こってしまったのだ。

その余震により、仙台では停電かつ断水になってしまったとのことで、さすがにボランティア活動に行くべきかどうか悩んだ。

どこまで、私たちの勇気が試されているのか、そんな感じだった。

翌日、ボランティア活動にご一緒させていただく日本警察消防スポーツ連盟の方がすでに東京を出発したという話を聞き、さらには6名とも是非石巻に行きたいとのことだったので、私たちも予定通り、8日の夜に東京を出発した。

しかし、大きな余震直後だったので、そもそも道路が途中で通行止めになっていて石巻に辿り使いない可能性もあった。でも、私たちはとにかく進むことにした。

今回活動に参加できなかった社会起業大学の仲間が、ボランティア保険を手配してくれたり、お守りをわざわざ持ってきてくれたり、放射能の解毒作用のあるお弁当を作って持参してくれたりと、本当にありがたく、仲間のありがたみを皆再認識した。

はたして、石巻に辿りつけるのか。辿りついたとして、どんなボランティア活動になるのか。

正直、期待よりは不安の方が大きい、そんな出発だった。


投稿日時: 2011 年 4 月 13 日 1:27 PM トラックバックURL

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