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田中の部屋
最近の若者は・・・・・・・・素晴らしい!

先週、関東ニュービジネス協議会・人財創生委員会で、『これからの時代に求められる人財像(若手)』について、各界で活躍中の経営者と熱い議論をした。

出てくる話が、やはり「最近の若者は・・・・・・」という話で、

例えば、

「昔の若者にくらべて情熱やパワーを感じない」
「怒られることになれていないので、怒るとすぐにシュンとしてしまう」
「いわゆる『いいこちゃん』が多い」
「ハングリーさを感じない」
「ただ、素直でまじめな感じもする」

などの話が出ていた。
確かに同じような印象を私も持ってる。

一方で、以下のような意見もあった。

「昔も今も、優秀な学生やちゃらんぽらんな学生はいて、あんまり差はないのではないでしょうか。少なくても自分が接している若者は優秀ですよ。近頃の若者は・・といっている時点で自分たちの価値観を若者にも押し付けているのではないでしょうか。」

私もこのご意見ごもっともだなと思った。

そう、今の時代の若者の姿にも、時代の背景、世間の風潮、社会構造の変化が影響しているので、それらを理解せずに近頃の若者は・・と論ずるのは確かにナンセンスなのかもしれない。

そうこう考えている中で、とあるきっかけで知り合った大学生に頼まれて、先週の土曜日に80名近い大学生の前で講演をすることになった。

大学生が興味を持ちそうな社会人3名によるパネルディスカッションだったが、私と一緒に講演した方が、一人は、レンタルショップGEOの前進となったレンタルビデオショップロッキー創業者の藤田隆志さん、

そしてもう一人が、外資系金融機関の副社長の職を捨てて政界に乗り込み、昨年は横浜市長選でもう少しのところで林市長にやぶれ、今年の夏には参議員選挙に立候補する予定のみんなの党の中西けんじさん。

一緒に講演したお二方も素晴らしかったのですが、何よりも参加した70名余りの学生が素晴らしかった。

参加費が男性3,000円、女性2,000円もするにもかかわらず参加し、そして皆さんの目は真剣そのもので、話す側のこちらもとても気合が入った。

そして、講演会の後の懇親会でたくさんの学生と話したのだが、皆、とても意識が高く、話がとても面白かった。起業を目指している学生も多かったし、就職をするにしてもそれを一つのステップとしか考えてない学生も多かった。

ある意味、社会人の懇親会に出るよりも有意義で楽しい話ができたと思う(^^)

そして、何よりうれしかったのが、ソーシャルビジネスへの関心がやはり強いこと。物質的に満たされている彼らが求めていることは、自分が暮らしているこの日本をもっと良くすること。社会に貢献するということだった。

きっと、この若者たちが、新しい日本、新しい世界を創っていくんだな、と確信した一日だった。

以下、学生の数名からもらった、セミナーの感想を載せる。

<学生からもらったコメント>

田中さんのお話には共感すること、そうかと思うこと、やる気がでることばかりでした。私自身、いまなにをすればいいか悩んでいた時だったので、わくわくすることをやって、そのなかでやりたいことを見つけるという考えにはものすごい衝撃をうけました。今日からで実践していきたいと思います。また機会がありましたら、ぜひ、ゆっくりお話をお聞かせいただけたらと思います。

土曜日は御講演、そしてその後のお話、ありがとうございました。サークルの活動が始まったら、またぜひお話を伺わせていただきたいです。昨日の御講演で言われていた、「みなさんの思っていることが世の中のニーズ」という言葉には大変力をいただきました。社会問題とビジネスに関して熱い思いを語っても、何人かの社会人の方にはやはり相手にしていただけないのが現状です。それでも、これからの世の中を作っていく世代として、自分の信じたことや思ったことに注力していこうと、改めて感じました。ありがとうございます。セミナー等にも都合が合えばぜひ参加したいと考えておりますので、またお会いする機会があるかと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

大変お忙しい中貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございます。常に自分の人生を楽しく過ごせる様全力で頑張りたいと思います! 私は、来年より社会人になりますが、是非今後とも仲良くしていただけましたら幸いです。

先日は貴重なお話しをして頂きましてありがとうございました。田中様のお話の中で「私たちに欲しいと思うものがない」、という点について実に共感できるご指摘であると感じました。私たちの世代はちょっと苦労すればどんなものでも手に入れることができます。しかし、小説家の村上龍さんが指摘された中で「今の日本にはすべてがある、しかし希望だけがない」というものがあるように、私たちには物質的な欲求を満たそうという希望はないと考えております。現実問題として私も現代の日本に希望を持つことのできない若者の1人であります。そこで私が考えたことは、希望がないのならば産み出そう、ということです。かつてフォードが車を大衆のものにした歴史的転換のように、私もそういった歴史を転換させるようなことがしたいと考えております。現在、SNSに着目しております。インターネット、SNSというものが発達していく中でマスメディアのあり方これから多く転換していくと我々は感じており、そこを新しいビジネスのフィールドとして参入しようと準備しております。今後いろいろとご指導を仰がせて頂くことがあると思いますが、その際にはどうかよろしくお願い致します。

私は、”にっぽん国”を「アジアのシリコンバレー」にしたいと考えており、今では47都道府県の学生起業家ネットワーク構築に向けて日々歩んでいます。また、今年の8月から8ヵ月間世界一周(75カ国)を予定しております。企画としましては、100社の協賛を集い話題性を盛り込み若者だけでなく社会人の方にも刺激を与えたいと考えております。これも何かの「御縁」だと考えておりますので、もしも何か引っ掛かるような事が御座いましたら、是非ともお声掛けをして頂けると嬉しいです。

昨夜はありがとうございました。貴重なお話を伺うことができとても勉強になりました。とくに、本当に自分のやりたいことが見つかるまで探し続け見つけたらそれをとことんやりつづけるという言葉がとても印象的でした。私自身まだ何をやりたいのかわからずにいるので田中様に言われたように、色々と行動していこうと思います。また、社会起業大学のHPも拝見させていただきました。5月29日の体験授業にぜひ参加したいと思います。

以上のコメントをもらって、私も学生のレベルの高さに驚くとともに、とてもうれしく思う。
皆さんも若者への見方が変わるかな。
田中賞受賞の学生たち

田中賞受賞の学生たち

投稿日時: 2010年5月25日 12:02 AM トラックバックURL

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