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田中の部屋
会社勤めをしながらもムーブメントは起こせる

キャリトレ会員でもあるNさんが、キャリアトレーニングセミナー(旧キャリアアンカーセミナー)に参加したのが、ちょうど1年ほど前。

大手電機メーカーに勤めるNさんは、インドにおける新規事業の立ち上げを見事成功させた後に、国内での新規事業に取り組むも、働き過ぎがたたったのか体調をくずすこととなり、部署も社員の職場環境改善を行う部署に異動。最初は、新しい仕事に戸惑うも、徐々に慣れてきた頃の参加だった。 (ちなみに、Nさんのキャリアアンカーは、”幹事”や”チャレンジャー”の要素が強かったと思う)

その後も個別に話を聞くことがあったのだが、Nさんとしてはインドでの経験が忘れられず、インドでつくった人脈を生かして仕事をしたい、という思いと、そしていつかは生まれ故郷である鳥取の役に立つ仕事をしたい、という思いが非常に強かった。Nさんは、仕事を変えることも考えておられたのかもしれない。

そういった状況で私がNさんに伝えたことは、思いは必ず実現するのであせらず長期的に考えて行動した方がよいということと、仕事については、自分の強みを再度見直して、それを生かす方がよいということだった。

インドで事業を立ち上げたことやインド人脈は確かに大きな強みだが、私はNさんと話していて、(”幹事”要素が高いこともあるので)人が喜ぶことが本当に好きだし、人的なマネジメント力が非常に高いことにも気づいた。 Nさんが、インドで新規事業をやっているときは、一般的には定着が難しい現地のインド人社員について、Nさんが採用した人たちは10年以上定着しているそうだ。

その秘訣をNさんに聞いたが、「失敗から学んだのだが、とにかく相手の話を聞くこと、そして自社の環境にあう現地の人を慎重に採用することにつきる」といっていた。

その人的マネジメント力を活かすといういみでは、職員の働く環境を改善していく仕事も、Nさんに向いているのではと思い、それをNさんに伝えた。

結局、Nさんとしても、「職場環境改善の仕事を続けつつ、プライベートでインドや鳥取とかかわっていく、というスタンスで当面はやってみる」 ということになった。


数か月たって、Nさんと久々にお会いしたときに、

「田中さん、うれしいことがありましてね。なんと、私の知り合いのインド人IT技術者を、鳥取県知事に引き合わせることになりました。」 

との話を聞きました。 うれしそうに話すNさんにビックリするとともに、Nさんがプライベートで地道に活動されていたことが花開きそうな話に本当に驚いた。

そして、Nさんから聞いた話が、以下の日経新聞の記事にもなっている。 地域活性化にインドのIT技術を生かすという鳥取県も本気の壮大な計画になっていて、心底驚いた。(2月23日日経新聞朝刊の地域総合1欄にも出ています) 

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081203c6b0301z03.html


「インドと故郷の鳥取を結びつけたい」 

という、Nさんの思いが一つ実現したことになる。

本当に素晴らしいな・・・と思うとともに、 自分の心の奥にある思いを行動に移していけば、必ず結果だでるんだ、と改めて勇気をもらった気がして、Nさんには感謝の気持でいっぱいだ。


ちなみに、Nさんは、現勤務先でも、うつ病が改善した職員の職場復帰支援プログラムの策定など、メンタルヘルス関連の課題に積極的に向き合い活躍している。

企業勤めをしながらもムーブメントは起こせるもんなんですね!

こういった動きが今後ドンドン起こってくれば、もっと楽しい社会になると思う。







投稿日時: 2009 年 2 月 26 日 11:44 AM トラックバックURL

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